第41回「いけばな芸術展」


[会期]2009年4月1日(水)〜6日(月)

[会場]東京・日本橋高島屋八階

主催=財団法人 日本いけばな芸術協会(遠山敦子会長)


     昭和41年(1966年)に設立された日本いけばな芸術協会は、一昨年創立40周年の記念展を同会場で開催いたしました。節目の年から新たなステップを踏み出した今展は208流派、1056名が一堂に会して華麗に技の競演をいたしました。(現在協会には365流派・4500余名の会員が在籍) 3月開催のいけばな協会展(上野松坂屋)に続いての開催とあって花展のムードは最高潮になりました。今年は桜の開花が開催と重なり天候にも恵まれ、協会調べで会期中5万165人の入場者がありました。開催初日には常陸宮妃殿下によるテープカット、開催中には高円宮妃殿下が巡覧いたしました。会場は第1室から5室に分かれ、各流派の代表者が、桜、桃、山茱萸、連翹、木瓜、山吹、雪柳など季節の花木を使い、伝承の花や自由花に技を競いました。超大作に驚嘆し、古典花に癒され現代花に目を見張り日本最大のいけばな展は作品数の多さもさることながら、疲れも最大級でした。嬉しいことは会期中に子供いけばな体験教室が会場内に設けられ、小学校生、中学校生が3回に分かれ150名が、各流の家元より直接指導を受け、活けられた作品が展示されました。本流からは3日に四世家元が荒木一馨先生を助手に指導に当たりました。 今展の本流枠は9名で、第1次展3名、第2次展4名、第3次展2名でした
   


<会場全景>

(一次展出品作品)

  

家元(角田一忠)  尾崎一佳 長嶋一京


(二次展出品作品)


 西畑一喜、三須一壮、柴崎一仁     小林一洋


(三次展出品作品)


荒木一響     本領一広