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2005年11月19日更新
東京会・幹部会合同野外研究会
山法師に導かれて 東京会理事長 保田一伯
梅雨の中休みとはいえ、真夏を思わせる暑さの六月二十六日朝七時五十五分バスは栃木川治温泉へ向けて出発。去る六月十七日~十八日に開催されたアイランド展の直後のせいでしょうか、いつもより少ない二十五名の参加となりました。お陰で四十五名乗りのバスはゆったりと座ることが出来ルンルン気分で旅の始まりとなった。栃木の県木である「栃」をはじめ日光杉、唐松林は更に色濃く初夏の趣を呈した日光連山でした。そんな深緑の山肌の中に真っ白い「やまぼうし」の花がとてもすがすがしく目に映りました。いくつかの高速道路を走り抜け、日光の「花いちもんめ」ベコニア園に到着。敷地面積四千坪、約六百品種八千鉢のベコニアの素晴らしさに思わず喚声があがる。美しい花園で全員揃ってまず記念撮影。棚に並んだ鉢植えの花に目をやり頭上より下がっている一面の花を見上げたりと、ベコニアの森を堪能する。
川治温泉で一番と言われている、三須会長お勧めの宿屋伝七には十一時四十分到着。宿屋の名前からは想像もつかない瀟洒な建物で玄関を入ると真っ白な山法師が二カ所、大きな壺にたっぷりと活けてあった。まるで山法師に導かれた様で思わず花の前で足を止めました。案内された舞台付きの大広間には黒塗りの高坏が整然と並べられ、おいしいお料理が私達のお腹を満たしてくれた。昼食後は温泉に入る人、庭を散策する人、思いのままにゆっくりと時を過ごす。帰路、日光高速道を抜け今市で名物の漬け物を買い夕食の一品に添えることにする。車中宿屋伝七のパンフレットに目を通していると心ひかれる文章があった。「大きくもなく、小さくもなく、立派でもなく、そまつでもなく、宿屋の心そのままに」。
車の流れもスムーズで予定より早く五時三十分新宿に帰着し、野外研究会も終了。参加者一同明るく元気な声で交わす別れの挨拶に旅の満足感が伺えました。最後になりましたが家元先生を始め執行部の先生方に心より感謝申し上げます。
※山法師(やまぼうし)
山帽子とも書く。ミズキ科の落葉高木で山地に自生。葉は楕円形。夏、細花を球状に密生し、その周囲にある四枚の苞は白色卵形で大きく、花弁のようで美しい。
投稿者 ken : 2005年11月19日 09:33
